企業取材ブログ

株式会社キリンクラフト

若き起業家の挑戦 -キリンの如く高みを目指してー

 

猛暑続く7月19日株式会社キリンクラフト 太田哲平社長に企業取材に伺いました。7月は業界の繁忙期にも関わらず快く取材に応じてくださいました。

 

店舗は、自動車屋さんの2階。店内に入るまでの階段もお洒落な演出で、オリジナルTシャツ等が飾って有り、すごくワクワクする空間です。

Spherical Image – RICOH THETA

早速、会社の成立ちからお話を伺いました。

 

会社設立は何年目になりますか?

「法人として4年目になりますが個人事業としては11年目になります、鳥取大学在学中に1人でスタートしました。元々サイクリング部に所属していて、その出先で看板屋さんに助けられたことがあり、この仕事に興味を持ちました。物作りが好きだったので自分の仕事にしてみたいと思い始めたのがきっかけです。もしその出会いがなければ、普通に就職していたかもしれません。」

太田さんは広島の出身で鳥取に来たのも受験で初めて来たそうで、まさか鳥取でビジネスをする事になるとは思っていなかったとのこと。

元々1人で始めた会社も現在は社員2名パートさん2名に増え、デザインから製作までをオールインワンで行うことで、お客様に負担がかからないようにしているそうです。

 

Tシャツ・ポロシャツのイメージが強いのですが、それ以外に何を販売していますか?

「Tシャツやポロシャツが多く出ていますが、ブルゾン・パーカー・タオル・トートバッグ等布製品全般と看板の製作をしていて小規模店舗向けの製作をしています。特に衣類に関しては、学生・イベント・スポーツチーム等ジャンルを問わず、ありとあらゆる顧客からの依頼に対応しています。」

店内には色々なデザインの衣類だけでなく、タイル等の見本も展示してあり、現物を手に取って見る事ができるので、とても分かりやすく親切な店作りになっていました。

 

アパレルプリントをする上で他社にない強みは何ですか?

「色々な世界観を創れるという事と、安心感です。例えば実際に実物に触れてその場で相談できる事。ややこしい注文はネットでは分かりづらく注文しづらいですが、来店いただけばご要望を伺いながらその場でご相談できますし、価格の交渉もできます。」

 

注文されてから商品のお届けまでどれくらいの日数がかかりますか?

「注文から2週間ほどでお届けになります。ただ7月は繁忙期の為に3週間程かかる事もあります。逆に冬場は1週間程でできる場合もあります。」

7月は、クールビズと新入社員・新入生のユニホームが確定する時期で、さらに夏のイベント等が重なってくるので業界自体が繁忙期になるそうです。

Tシャツ・ポロシャツは単価が冬物に比べて安い事も夏季が忙しい要因のようです。

 

例えばTシャツはどれくらいの価格からオリジナルを作ってもらえますか?

「白生地にフルカラープリントで1,500円からで1枚から販売しています。来店いただければ、1着20分程で作る事もできます。価格は、材質・デザイン・枚数により異なりますが、選んでもらえればその場で価格をお伝えできす。」

店内に印刷機械もあり、取材中も印刷をされていました。標準的なTシャツへの印刷であれば、当日デザイン決めから印刷まで行い、なんと着て帰ることも可能だそうです。

 

学生時代からデザインの勉強をしていたのですか?

「むしろ仕事をやりだしてからです。今は特に忙しく以前より現在の方が勉強をしています。」

 

Tシャツ・ポロシャツ以外で力を入れている物はありますか?

「店舗デザインです。内装屋さんとも看板屋さんとも少しジャンルが違い説明しにくいのですが、お客様にフィットするように外装から内装、照明デザインまで行っています。コストをかけずに見栄えを良くして違いを演出する事が得意です。お金をかければ何でもできますが、弊社では、デザインを起こしてコストに合わせ造り上げることをやっています。小規模店舗に求められているのは、お金をかけたものではなく、予算範囲内でいかに良い物を造ることだと思うので、特に力を入れています。」

素材の選び方から提案してデザインから製作までを行う事でコストダウンを図ることに注力していらっしゃいます。

キリンクラフトさん その2 – Spherical Image – RICOH THETA

株式会社キリンクラフトの会社名の由来は何ですか?

「昨年、社名変更を行いました。
キリンは地球上で最も背の高い動物で、1番高みを目指すという意味でキリンをモチーフにしています。」

 

企業としての展望は?

「今の強みをもっと強く高めて、より多くの方に広めて知ってもらいたいと思っています。そして、店舗のプロデュースを始め、経営者の相談にのれるようになりたいです。広報部門を持つことが難しい会社に、社内の広報担当のように使って欲しいと思っています。 中小企業をターゲットにして、企業の相談にのることで、売り上げが増える・お客様が増えるなど成果が目に見えることが楽しいですし、お客様に喜んでもらうことが嬉しいです。」

YEGに入ったきっかけはなんですか?

「入会は3年前です。
広島から来たので横の繋がりが無く、どこかの団体に入りたいと思っていた所、当時の牧浦会長よりYEGは仕事優先で色々な勉強会等も有るからと誘っていただき入会を決めました。実際YEGに入って良かったと思っています。YEGと仕事の両立が難しい時もありますが、YEGでの活動が会社での仕事の進め方にも役に立っていると思います。」

何をしている時が楽しいですか?

「商品開発で試作品を作っているのが一番楽しいです。またやった事が直に喜んでもらえる事が嬉しくてやりがいを感じます。」

これからどんな会社にしたいですか?

「小さくとも強い会社にしたいです。今以上に強みを明確にして、これが有るから潰れないという様な物を造っていきたいです。また、社員10名程に増やし繁忙期が来てもスムーズに廻り、皆さんに喜んでもらえるような仕組みを作りたいです。キリンクラフトを自分が居なくても廻る様な会社にしたいと思っています。」

目標はありますか?

「経済基盤を整えた上で、オリジナルブランドで自分の作ったデザインを販売したいです。自分の世界観を好きになってくれる方に喜んでもらえたら嬉しいです。」

今後の夢を教えてください

「会社の認知度を高めていきたいです。そしてステップアップすることで色々な事を始めていきたいです。」

今年スタートしたことはありますか?

「タイルとキャンバスプリントを半年前から始めました。現在はギフト用に出る事が多いですが、将来的には店舗内装で使ってもらえればと思っています。おススメアイテムです。」

 

最後に、キリンクラフトの皆さんに集まっていただき写真撮影をさせてもらいました。

 

キリンクラフトさん その3 – Spherical Image – RICOH THETA

最後までお読みくださりありがとうございました。

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