2016年度2016年会長ブログ

HAKUTOってご存知ですよね。

2016年10月12日

(鳥取砂丘走行実験。9/29)

ブログのアップが出来ておらず大変失礼しております。皆さんは、すでにマスコミ、ネット等でご存知かと思いますので、今更のアップ申し訳ありません。9月26日(月)鳥取市内にてチームHAKUTOとの交流会が開催され鳥取YEGより9名が参加してきました。当日は、ブログにもアップされておりますが、ビジネススキルアップ委員会によるオープン委員会も開催され多くの会員が今井講師による「証券マンの資産形成講座」を受講されておりました。が、第三回オープン委員会の講師として、お世話になりました鳥取県庁・商工労働部井田係長のお誘いもありHAKUTO交流会の参加となりました。

 チームHAKUTO(https://team-hakuto.jp/)とは、Googleがスポンサーとなり、XPRIZE財団によって運営される、月面無人探査を競うレースです。ミッションは、月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。期限は2017年末となっている。1位のチームには賞金2000万ドル、2位のチームには賞金500万ドルが与えられる。2016年3月現在、世界各国から16チームが参加しています。そのHAKUTOの袴田代表が鳥取砂丘で行われる実証実験(H28.5月鳥取県と協定締結し鳥取砂丘での走行試験)の為、来鳥され講演会が開催されました。袴田代表は「色々なチャレンジが必要、チャレンジしないと次が起こらない」と熱く語っておられました。私たちYEGにとっても大切なことです。そして袴田代表が目指されるものは、レースでの勝利にとどまらず見据えるのは、子供のころから興味をお持ちの映画「スター・ウォーズ」のような、宇宙船が飛び交う世の中だそうです。
今、「宇宙ビジネスビッグバン」によって、宇宙開発は国家だけでなく、民間が主導する時代が訪れようとしているようです。
世界中のライバルチームに勝つためには何が必要か? 宇宙を舞台にした事業化はどのように実現できるのか? を常に考えられ宇宙が日常的になることも目指されています。大きな目標に向かわれる袴田代表とお話しさせていただき、心地よい刺激を頂きました。もし私が鳥取YEGに在籍していなければ、こんな機会に巡り合うことは間違いなくなかったことでしょう。当日は、9月例会の講師をお願いしたヨガの石谷先生も来場されておりました。

 日を改め、9月29日にはHAKUTOクルー会員5名限定のみ参加できる夜間砂丘実証実験に参加することが出来ました。ネット申し込みしたところ(日本全国から応募が殺到?)本当に運よく5人の枠に、しかも娘と2人で参加してきました。当日の昼間は雨でしたが夜には雨もあがり砂丘には、月面と同じ明るさが再現され実証実験が始まりました。まさに、地球にある基地局(砂丘ではテント)からの遠隔操作です。途中、通信トラブル等もありましたがローバー(月面探査ロボット)が1分間に10mというスピードで動き始めました。500mのミッションですが月面では、ゆっくり、確実に走行を予定されているそうです。私たちは日付が変わる前に退散しましたが実験は朝方まで繰り返されたそうです。最後に参加した5名もローバーを実際に動かしてみましたが、前後左右の操作自体は複雑ではありませんでした。しかし、月面と地球では相当勝手が違うことでしょう。2017年に、いよいよ打ち上げです。

 最後に、同じ宇宙関連で鳥取県庁・井田係長が以前より提唱されている『星空県構想』を鳥取YEG地域資源活性化委員会でも取り組んでおります。鳥取の星空は「環境省星空継続観察」で星空日本一に輝いています。鳥取の数少ない日本一を全国に発信していきたいと思います。皆さんも是非、秋の夜長に鳥取の夜空を見上げてみてください。