2014年度総務広報委員会

11月オープン例会を開催しました

2014年11月30日

平成26年11月21日19時より、とりぎん文化会館にて11月例会を開催しました。

山﨑会長より、次年度開催の中国ブロックに向けてしっかり準備をすすめていくよう、との会長挨拶のあと、各委員会の活発な活動内容の委員会報告が行われました。

その後、オープン例会とさせていただき、一般の聴講希望者の方々にお入りいただき、『100年経っても後悔しない仕事のやり方』という演題でライフネット生命株式会社 代表取締役会長兼CEO 出口治明様よりご講演を頂戴しました。

『今までの常識だけではなく、算数、数字で物事を考えることが大切。数字で考えれば見方が変わる。現在の日本はGDP世界3位、大きな経済力を持っているが競争力に乏しい。今後は競争力を上げていくしかない。良い仕事とは人と違うことを考えること。普通のものを違う発想で組み合わせるのがイノベーション。イノベーションを起こすためには様々な知識が必要であり、つまりは良い仕事をしようと思えば勉強するしかない。本を読む、人の話を聞く、出掛けて体で覚える。「人本旅」がなければ人間は賢くなれない。人は一人ではなかなか勉強できないので、色んなバックグラウンドの人間がいると学べることは多い。もう一つのいい仕事の条件は、まず自分たちが楽しいということ。楽しいと知恵は出やすい。動物としての人間の能力を良く見て考えれば、残業の時間にアイデアなんて出ない。わくわくするような気持ちがないとだめ。

マネジメントとは何かと考えればうまく、適材適所で人を使うことだと思っている。一人でやっているように見えても、そうではなくいろんな人の助けを借りている。人を使うというのは、人間を知ること。一人で何でもできる立派な人を育成しようと思わないで、好きなことをやらせてみればよい。得意なことをやらせてくれるときに人は能力を発揮する。併せて、人間の感情を知ることが大事。マネジメントとは目をつぶることだと思っている。自分が得意な分野では60%は目をつぶり、苦手な分野を勉強する。自分が知っている分野をほっておくと部下は育つ。我慢する、忍耐することが任せるということ。言いたくなるときは深呼吸をするようにしている。任せることがいい仕事をすることにつながる。

20代が貧しいという現実を変えたい、安心して赤ちゃんを生んでほしいという思いで60歳でライフネット生命を作った。こうして認知度は高くなったが名前を知られていることと商品を買っていただけることは違う。ライフネットを信用していただくために、こうして足を運んで、皆様に会いに行く。自分の商売のことは、自分自身が一生懸命やらなければだめだということが本当にわかった6年間だった。』という内容の講演でございました。

終始和やかな表情で、笑顔で仕事のなんたるかを語られる様子に、年齢的には企業での中堅層に該当するメンバー一同、仕事の取り組み方や上司部下との対応の仕方、自分自身のあり方などを考えさせられました。質疑応答も活発に行われ、非常に有意義な講演会となりました。

 

ブログ更新: 総務広報委員会 副委員長 石畑 美幸